国家資格の取得を目指すには

応用情報技術者の資格は、情報処理推進機構により制定されているプログラマーやシステムエンジニアなどを対象とした国家資格です。試験に合格すると、応用的な知識やスキルを持つ人として認定されます。この資格は、基本レベルの資格である基本情報処理技術者の資格の上位資格です。
応用情報技術者の資格は企業で重視されることも多く、企業によっては取得している人に対して報奨金を支給したり、昇給や昇格の条件としている場合が少なくありません。転職やフリーランスに転身する時にも、応用情報技術者は大きな強みになります。

試験は春と秋の年2回開催され、誰でも受験することができます。合格率は20%ほどで、その大半がIT業界の仕事に従事している社会人ということから、ある程度の実務経験があると合格に近づきます。出題される問題は、技術的な問題だけでなく、プロジェクト管理に関する問題や企業経営に関する問題など幅広い分野の知識が必要です。試験は午前と午後の二部に分かれており、午前は選択式問題で、午後は記述式問題となります。
この試験に合格するには、まず午前の選択式問題を突破する必要があります。午前問題を突破するために、日々の作業から情報技術を学んで身に着ける以外の勉強法としては、過去問を繰り返し解く方法があります。間違えた問題は何度もやり直し、すべて正解になるまで繰り返します。午前問題は過去問に似た出題が多く、この方法で2、3回繰り返せば合格点に近づくことができます。